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食物栄養学科の学生が災害支援緊急車両展示・デモキッチンと講演「日本栄養士会の災害支援活動」で災害時における支援を学ぶ

10月6日、香川短期大学は公益社団法人香川県栄養士会と連携・協力に関する包括協定書を締結し、公益社団法人日本栄養士会の災害支援緊急車両を本学に置くこととなりました。

この災害支援緊急車両は日本栄養士会が所有する6台のうちの1台:トーアスⅢ号で、コンパクトながら、簡易シンク、カセットコンロや炊飯器などの電化製品、調理器具に加え、体組成計や血圧計なども搭載されており、栄養ケアも担うことができます。

締結式後には、食物栄養学科1,2年生も参加し、実際にトーアスⅢ号を見ながら搭載器具などの説明があり、日本栄養士会災害支援チーム“JDA-DAT”メンバーによる災害時に役立つパッククッキングのデモンストレーションが行われました。

パッククッキングは、高密度ポリエチレン製の袋を使い、食材や調味料を湯沸かしポットや鍋でゆでて加熱する調理方法のことで、水が貴重となる災害時に水を節約できます。今回はポットを使い、ご飯、オムライス、肉じゃがなどの実演で、コツや応用の仕方なども教えていただきました。

その後、公益社団法人 日本栄養士会 専務理事・災害支援チーム JDA-DAT総括 下浦 佳之氏に「日本栄養士会災害支援チーム“JDA-DAT”の災害支援活動~令和6年能登半島地震での災害支援活動より~」と題して、災害時の栄養、日本栄養士会災害支援チームの支援活動の流れ、自助・共助についてなど、今まで実際に行った災害支援の取り組みも踏まえ、ご講演いただきました。

全国各地で地震や豪雨災害などの自然災害が起こり、南海トラフ地震発生の可能性が高まっている現在、このような貴重な機会を得たことで、学生たちにとって栄養士の卵としても個人としても大きな学びとなりました。