日本の歌を楽しみながら学び歌うカルチャー講座を今年度も二日間開講しました。
講師は声楽を専攻する本学岩永十紀子先生で、宇多津町や丸亀市を中心に、16名の受講者に参加頂きました。
課題曲は、『故郷を離るる歌』、『夏の思い出』、『ちいさい秋みつけた』、『故郷の空』、『庭の千草』、『野なかの薔薇』です。
歌い始める前に、ブレスの注意、基本的な声の出し方をロングトーンなどで練習するなど、ウォーミングアップ。
その後課題曲一曲ずつに対して、フレーズで区切り、具体的な歌い方やブレスポイントなどを含めた指導を受けました。
受講者の皆さんは大きな声で歌い方のコツを掴むよう練習しました。
また休符や発音にも注意を配り、楽譜に書かれた表現を丁寧に拾いながら歌うことを心がけました。
加えて、基礎教養として日本の歌のルーツについて学びました。
明治初頭、日本で本格的に音楽教育を行う際に、伝統的な能や歌舞伎はあったが、誰もが親しんで口ずさめる日本の唱歌がなかったとのこと。
そのためスコットランド民謡やドイツ民謡などヨーロッパから輸入した音楽や唱歌についてメロディを生かしながら、日本流の歌詞や歌い方などにアレンジし、日本人の誰もが歌いやすいまた学びやすいものとしたものが、日本の唱歌の始まりであると説明されました。

二日目は初日の講座で学んだ細かなテクニックを駆使し、歌い方や発声に注意しながら、全体での発表会を行い、講座で得たスキルを思う存分表現しました。
受講者の皆さまからも、学生時代の音楽の授業では教えてもらえなかった発声の表現や歌詞の意味などを学べ、歌うことの本質を理解できたなど、喜びのコメントが散見されました。