生活文化学科食物栄養専攻では、4月8日(金)に栄養士としても、新型コロナ予防としても重要な手洗い教育を実施しました。

食事提供や食品製造など食に関わる栄養士にとって、手洗いは食中毒予防など衛生管理の観点からも大変重要であり、新型コロナウイルス感染症の予防にもつながります。それらを意識してもらうため、令和4年度は前期オリエンテーションに取り入れました。

講師は手洗い学習についてご研究の本学生活介護福祉専攻の荒谷友里恵助教にお願いし、手洗いの目的、3つの種類、ポイントなどをパワーポイントや動画で講義後、各自が栄養士として必要な「衛生学的手洗い」を正しくできているか、手洗いチェッカーを使って、体験しました。
学生たちはしっかり洗ったつもりでも、爪の周りや手首など様々な箇所に洗い残しがあり、何度も洗い直しをしていました。
この体験により、普段の手洗いでは正しく洗えていないことを認識し、今後はこの手洗い教育で学んだ正しい方法を実践しようと思うと学生の手洗いに対する意識改善が見られました。

また最後には手指の消毒に必要な消毒用アルコールの適正量も学びました。
コロナ禍により、習慣化してきたアルコール消毒ですが、適正量を知った学生は必要な量の多さに驚くとともに今までの量では消毒できていないことを知りました。

食中毒予防はもちろん、感染症予防にもつながる「衛生学的手洗い」と「正しいアルコール消毒」を実践し、勉強に取り組んでもらいたいと思います。