食物栄養棟の調理実習室は一度に最大60名は実習できる施設です。平成元年、学舎が宇多津町に移転して以来、授業のある期間はもちろんのこと、大学が休みの期間においても、さまざまな地域行事の会場として頻繁に使用してきました。とくに食物栄養専攻学生は、栄養士になるための調理実習や給食管理実習などの授業で毎日のように使用しています。使用後は、いつでも安全・安心して使用できるよう、学生が毎回丁寧な清掃を繰り返し、実習助手の点検に加え、小さな破損は都度、都度修繕し、多くの人たちの協力で大切に維持管理を行なってきました。このような長年にわたるきめ細かな作業の積み重ねで、たとえばガスレンジ台も、油汚れもなく、設置当時のものを30年以上も使用していました。このことは、簡単に新しいものに取り替えていく傾向がある中、モノを大切にしていると外部の方々からも評価されたほどです。

ところがここ数年、排水管や実習台の老朽化が進み、補修不能な破損も多くなってきたため、このままでは、安全・安心な実習等に支障をきたすようになりました。そこで、この夏休み期間を利用して改修工事を行い、このたびその工事が完了しました。

改修にあたり、食物栄養専攻の実習担当教員らで検討を行い、実習室のレイアウトはこれまで同様、実習台は、高さを5cm高くし、これまでは置いていたガスレンジをビルトインタイプにして特注し、5人~6人の学生が1つの実習台で実習しやすい広さを確保しています。さらに、衛生面の充実のために、センサー感知で石けん液・給水・消毒液を自動供給する手洗い機器も2台設置しました。

改修工事は前期試験終了後の8月19日に始まり9月24日に終わりました。9月25日からは、1週間あまりで、改修工事のために移動した食器、調理機器等を新たな実習台や食器棚に搬入しました。大量の食器や調理機器類も食物栄養専攻1,2年生全員の協力で大変効率よく作業が進み、10月1日からは、通常通り調理実習室が動きはじめています。

リニューアルした調理実習室を大切に使いながら、地元で貢献できる栄養士の養成と地域の食と健康に関わる拠点としてますます発展させていきたいと思います。

リニューアルした調理実習室

リニューアルした調理実習室

新しく設置したセンサー感知の手洗い機器

新しく設置したセンサー感知の手洗い機器