[研修4日目]

江南大学との交流を終え、学生たちはほっと一息。4日目は、無錫から車で約1時間ほどの蘇州へ日帰り観光に出かけました。

まずはじめに、中国四大庭園の一つで、世界文化遺産に登録されている「留園」に行きました。昔、蘇州は都で役人などをしていた人々が余生を過ごすための街として選ばれ、彼らが移り住んで庭を作ることが多かったようです。この庭で最も有名な太湖石の前で記念撮影をしました。

次に、京杭大運河沿いの「山塘街」を散策しました。京杭大運河も世界文化遺産に登録されています。1794㎞もの長さをほこる大運河を眺めながら、中国歴史文化街区に指定されている街並みを見学しました。

お昼は蘇州名物です。「桂魚」という魚のから揚げに甘酸っぱいソースがかかった料理が今回の主役で、魚は骨まで食べられるほどじっくり火が通されていたので、学生たちは骨まで残さずいただきました。

その後、「寒山寺」というお寺の見学です。寒山寺は弘法大師にゆかりのあるお寺です。

境内のなかを丁寧に説明してくださるガイドの諸さんはとても博識で、そのお話を聞き漏らさないよう、学生たちは諸さんの間近でメモを録ったり録音をしたりしていました。

この日の最後は国営施設である「蘇州絲綢文化博覧館」(シルク工場)の見学でした。蘇州の特産品のシルクについて、その製造方法、蚕の話や絹糸の紡ぎ方、そして皮膚再生や人工血管へのシルクの活用についてなどの説明を聞いた後、施設2階にあるショップへ移動し、さまざなシルク製品を見たり、購入したりしました。産地での購入になるため、値段は日本の9分の1くらいでした。

夕方、無錫へ戻り、ホテル近くにある、地元の方が行きつけのレストランで郷土料理をいただきました。しいたけの軸の炒め物や、青菜のワンタンなど、珍しいものばかりですが、家庭的な味付けで食べやすい料理が多かったです。

翌日からは上海に移動です。


[研修5日目]

5日目は、朝7時から専用車で上海に移動しました。

この日は終日上海ディズニーランドです。

あいにくの雨模様で風もあり、かなり肌寒くなってしまいました。ガイドさんから事前に天候をお聞きしていたのですが、思っていたよりも冷え込み、着ていた服装では間に合わず、毛布タイプの羽織りを購入しようとする学生もいました。

上海ディズニーランドは2016年にオープンした、アジア最大級のディズニーリゾートです。土曜日でしたがアトラクションやショーの待ち時間はとても短いので長蛇の列に並んだりせずに済み、パレードも最前列で観ることができました。

雨風のため、パレードは短縮版、閉園前の花火はあがりませんでしたが、皆思い思いに1日を過ごし、夢の国を満喫したようでした。