食物栄養専攻の2年生35名が10月8日(水)、高松市のサンポートホール高松で開催の「中国四国マッチングフォーラム」に課外授業として参加しました。

フォーラムは農研機構近畿中国四国農業研究センター主催で行われ、「“もち麦”人気を中心に新たな展開が期待される国産裸麦の生産と利用」がテーマでした。最初に、今なぜ大麦が注目されているのかについて、大麦による血中コレステロール低下作用を人で初めて証明した大妻女子大学名誉教授池上幸江先生のお話がありました。引き続き、1998年に善通寺市の四国農試(当時)が育成したダイシモチ、2009年に育成したキラリモチなど品種の育成やもち麦粉を使ったパンやお菓子の紹介、さらに生産農家の方たちのモノづくり、産地形成に向けた取り組み、国産もち麦販売会社の方から品質管理、新たな食品機能性表示への期待など幅広いお話を聞くことができました。

フォーラム後のポスターセッションでは、これらのもち麦の試食や商品の説明もあり、学生たちは熱心に聞いていました。参加学生からは、「β-グルカンがもち麦にたくさん入っていて健康によいことが勉強になりました」「香川県が力を入れているもち麦やはだか麦をスーパーなどで探してみようと思いました」「今まで食べた麦と食感が大きく異なり、いろいろな製品に使われることを知り驚きました」などの感想が寄せられ、もち麦の認識を深める良い機会となりました。

学生たちは、来週の食品加工学実習でもち麦粉を使ったパン作りに挑戦します。

四国農試育成のダイシもち

四国農試育成のダイシもち

もち麦粉加工品

もち麦粉加工品

試食風景

もち麦の試食をする学生たち

 

 

 

 

 

 

健康食材大麦のポスター

健康食材大麦のポスター

四国研究センターで育成したもち麦ポスター

四国研究センターで育成したもち麦ポスター