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後輩たちに、リアルな介護現場報告

10月10日,専攻科(福祉専攻)の講義にゲストスピーカーとして生活介護福祉専攻に平成13年度に入学した渡邊陽介さんと専攻科(福祉専攻)を平成24年度に修了した杉本麻美さんのお二人を招き、後輩たちに介護現場での勤務ぶりなどを話していただきました。

専攻科(福祉専攻)修了生 杉本麻美さん

後輩たちに現場体験などを紹介する専攻科修了生の杉本麻美さん

杉本さんは本学子ども学科を卒業したのち専攻科(福祉専攻)で学び、介護福祉士の資格を取得して現在は公立病院の療養病棟に勤務しています。講話の中で杉本さんは、介護現場での一つの体験がきっかけで新たな自覚や責任感が芽生えたと、次のように話していました。

『1年目の終わりころ、利用者との〔かかわりビデオ〕を視聴しながら指導をいただくという研修内容の時、対象とさせていただいた利用者は日常的に関わりのある方でした。いつもと様子が違うなと感じながらも、その時はビデオを撮られていることの緊張感で精一杯でした。そして、利用者はこの日の夜急変し、翌日会うことはできませんでした。研修は、この時から数カ月後でした。プリセプター(新人の指導者)から「利用者はあなたに“私はいつもと違うよ”と言いたかったんじゃない?」と助言を受けた時、気づけなかった自分を反省しました。でも、その利用者との出会いと看取り、研修をとおして自分の仕事に対する考え方が変わり、専門性や責任感などが高まっていきました』。杉本さんは11月末にデンマークへ1週間の介護研修に行く予定だそうです。

生活介護福祉専攻卒業生  渡邊洋介さん

介護のやりがいなどを話す生活介護福祉専攻卒業生の渡邊洋介さん

渡邊さんは、生活介護福祉専攻の一期生で、デイケアで介護福祉士として働いています。講話で渡邊さんは「デイケアは、送迎時に家族と直接かかわることが多いほか、地域を車で走るため○○施設の職員という自覚と責任を持つことが大切。自分の行動がデイケア全体の評価につながることをしっかりと理解してほしい。皆さんが学校の看板を背負って実習に行くのと同じです」と後輩たちに貴重なアドバイスを贈っていました。また「利用者との関わりは難しいけれど楽しいです。自分なりのかかわり方を見つけていくことで、自分自身の個性も認められ、やりがいを感じています。利用者との一定の距離感は必要ですが、一歩踏み込んだ関係づくりが大切なときもあります」と仕事のやりがいについても、主体的な関わりが大切であることを強調していました。

 

先輩たちに熱心に質問する学生たち

先輩たちに熱心に質問する学生たち

貴重な体験談を話していただいた後は後輩たちと机を並べて懇談、学生たちの質問一つひとつに丁寧に答えていただきました。話を聞いた学生たちは「実際に働いている人の言葉は共感できる部分が多く、とても勉強になった」「私も2人のようにキラキラした介護福祉士になりたいと思った」など、有意義な時間を過ごすことができたようです。