オリーブハマチ、ブリを使った実習を行いました

11月は「県魚月間」です。平成7年11月7日に香川県が養殖発祥の地である”ハマチ”を県魚に指定するとともに、水産物に対する理解と親しみを高めるため、11月を県魚月間と定めました。

平成25年11月12日(火)に、本学調理実習室で一般社団法人香川県水産振興協会および香川県主催、香川短期大学共催で「水産食育教室」を開催しました。

「水産食育教室」は、魚食に関する理解と漁業や県産水産物への関心を高めるため、栄養士を目指す学生や子育て世代を対象に開催しています。魚のさばき方や料理の体験を通じて、魚への興味を深め、地産地消の取り組みや家庭での県産水産物の利用促進を目的としています。11月の「県魚月間」にあわせて、今年は県内3ヶ所で県魚のハマチを使った実習を行う予定で、その第1回目に本学食物栄養専攻2年生53名が参加しました。
まず最初に、「香川おさかな大使」の後藤美波さん(本学経営情報科ビジュアルメディアデザインコース平成23年3月卒業)から「香川県のハマチ、海苔について」の講話がありました。

H25水産食育教室

「香川おさかな大使」さんからハマチについて詳しく教えていただきました

その後、講師として海鮮料理店店主の友澤敏雄先生の指導で「オリーブハマチ・ブリのさばき方と料理3品」の実習があり、実演を交えながら実習・試食を行いました。はじめに友澤先生が、続いて学生たちも友澤先生に教わりながら、丁寧に大きなハマチやブリをさばいていきました。

実習内容は以下の通りです。
・さぬき巻き(オリーブハマチの海鮮巻きずし)
・ハマチのにんにくステーキ(今回はオリーブぶりを使用)
・ハマチの赤だし(オリーブハマチとぶりのアラを使用)

 

H25水産食育教室

友澤先生によるハマチのさばき方の実演です

盛り付け見本として、
・ハマチの漬け丼
・ハマチのカルパッチョ

 作った料理はどれもおいしく、学生たちも自分たちでさばいたハマチで作った料理をおいしそうに食べていました。 今回の教室で、実際にハマチをさばいた学生たちからは「一生経験できないと思っていたことを経験でき、とても印象に残った」という声のほか「食材を目の当たりにして県魚のハマチに興味を持てるようになりました」との感想もありました。

H25水産食育教室

さぬき巻きを作っています。具材が真ん中に来るように巻くのがコツです

今回の取り組みは、平成25年度水産物県内消費拡大事業の一環として行われ、水産物の消費拡大と漁業・魚への理解を深めるため、「触れる・料理する・食べる」体験を通じ、魚に慣れ親しむことで、魚を取り入れた食生活が実践されるように促進することを目的としています。実際にハマチをさばき、調理し、試食することで、食材の入手から家庭の台所に至るまでの行程を見ることができ、学生たちにとっては大変貴重な経験となりました。

この日の経験を生かして、今後も県魚であるハマチを大いに利用した美味しい献立を考案できる栄養士になってほしいものです。

 

H25水産食育教室

にんにくステーキを焼いていきます

 

 

 

 

H25水産食育教室

完成です。全部おいしそうですね